フラメンコの歴史
フラメンコは、スペインを代表する舞踊として世界的に知られています。15世紀半ばにインドから伝えられたといわれ、アンダルシア地方にすみついたロム(ジプシー、スペイン語ではヒターノ)の間ではぐくまれました。(ジプシーには差別的な意味が込められているため、ロムまたはロマで称しています)
ヨーロッパへ入ってきたロムの音楽が、フラメンコの原点といわれているようです。
フラメンコは、指をならすピトス、手拍子のパルマス、足を踏み鳴らすサパテアードなどのテクニックをまじえ、今でも変化の多い独特のリズムの中で激しい踊りが繰り広げられています。
フラメンコがひとつの舞踊のジャンルとして洗練されてきたのは、19世紀初頭、酒場やレストランの張り出し舞台でフラメンコを見せた、カフェ・カンタンテ(現在のタブラオ)が出来てからです。
このカフェ・カンタンテの繁盛は、フラメンコの発展を促しました。フラメンコを職業とする人々が出てきたのもこの頃からです。
伴奏にギターが使われるようになったのも19世紀に入ってからのことです。フラメンコのギター曲は音楽的にも成熟し、最近では独奏曲も作曲されるようになってきました。しかし、これらは20世紀になると商業的な要求が強くなり、伝統的なフラメンコはから少し離れてしまったともいわれています。
そして、フラメンコは現在も様々な音楽との融合や発展を続けて国境を越え、世界中の人々を魅了し続け、愛される芸術舞踊となったのです。
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